2011年12月17日

数学書売りの数学知らず

RIMG0714「ラプラス変換はあるけど、制御のことが書いてある数学書は少ないんですよ」

そう言ってお買上げいただいたのは、清水辰次郎著『応用数学』(朝倉数学講座19、朝倉書房)。先日の南部入札市で落札した、三口、12本の数学書の中の一冊。買われたのは50年輩の男性です。

まだ値段を付けずに積み残してあった山から、「この本はいくらですか」とお持ちになったのでした。「この前来た時も見たのですけど、値段が付いてなかったので」

カバーにイタミがあり、多少ヤケてもいます。定価1800円(当時)のところ、1000円が妥当かなと思いつつ、念のため『日本の古本屋』を調べさせてもらいました。

2004年に復刊されていて、それを2600円程で売っているお店がありました。他に二冊あり、小店の本と同程度のものが、どちらも1000円。

そこで安心して、お客様に値段を申し上げたところ「いやあ、来た甲斐があった」と喜ばれ、冒頭の解説となった次第です。

断っておきますが、店主、ラプラス変換どころか、微分積分さえチンプンカンプン。売る資格を問われるかもしれませんが、それを言うなら、店内にある大量の外国語書籍の殆どは、読解不能。

だから、どうも「本のソムリエ」とかいう言葉には、違和感を感じざるを得ないのです。

もっとも、これでこの著者と、この本について、復刊までされている名著であるということは、知識として得たのですが。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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