2012年01月31日

隣のうなぎ

洋書会、月当番の最終回。で、お昼は恒例のうなぎ。

今日はいつもと違って「なかや」に出前を頼みました。ずっと以前は「寿々喜」と決まっていたものです。いつ頃からか、神田駅前の「おお葉」(旧:かね本野田岩)に変わり、しばらく定着。

最近はいわば戦国乱世。当番の好みで、「かねいち」など、色々な店を選ぶようになりつつあります。

実際「なかや」にも根強いファンがいます。以前はすずらん通りに古い木造の店を構えていて、それこそうなぎの寝床のような、しかもはっきり分かるほど床が傾いた、二階の座敷で食べたものです。数年前に、現在のさくら通りに移転しました。

さてそのうな重ですが、ふたを開けて全員が一瞬唖然。

普通のうな重が、敷地一杯に建つ町屋だとすれば、これは庭を広々と取った郊外住宅。建蔽率なら50%を切るのではないかというくらい。お互いの重を見比べて、なぜか他人のうなぎが、まだしも大きく見えるのでした。

しかし、食べ始めると評価は急速に回復。話題はいつしか、量から味に。いつもより多少予算が低かったようで、「梅」でなく「竹」にしておけば、遥かに満足度が高かったかもしれません。

RIMG0935仕事の話もいたしましょう。今日は某大学除籍本の一口、海上保険の研究者か実務家か、という蔵書の一口、folio叢書を中心とした一口など、適度な出品量。

中で古いドイツ文学者の旧蔵書が、カーゴに三台。筋は良いのに、傷みが激しく、仕分けを担当しながら「惜しい」「勿体ない」を繰り返しておりました。

konoinfo at 19:45│Comments(0)TrackBack(0)

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