2012年08月13日

終って淋しい

オリンピックが終って、世間に較べ遥かに関心が低かった家人らが、一番残念がっているのは、Googleトップページの競技ゲームがなくなったことのようです。

店主は一度も試みる気になりませんでしたが、殆ど免疫のない我が家族の中には、日替わりのように現れる新種の競技に、結構はまった者もいたらしい。

関心の低い家族の中では、店主がもっとも熱心な、しかしおそらくは平均的なテレビ視聴者。格別夜更かしするでもなく、早起きしようともせず、つけた時に映っている競技を観戦した程度。

RIMG1240それでも新聞で、格闘技系の選手が、怪我や腰痛を克服してメダルを取ったなどという記事を読むと、ちょうど腰の痛みに襲われていた時でもあり、呆れつつ感動もいたしました。

そもそもメダルがどうのという以前に、オリンピックに出られるというだけでも、すでに尋常のことではありません。凡人である我々には、勝った負けたの結果しか見えないのですが、彼らにはもっと違うものが見えていたことでしょう。

さて、いよいよお盆休み。覚悟はしておりましたが、確かに人がいません。夕方になって、ようやくポツリ、ポツリ。

そのお一人、院生らしいお客様。しばらく店内をご覧になったあと「日本近代史は、この辺りにあるだけですか」というお尋ね。「酒井哲哉先生の『大正デモクラシー体制の崩壊』が、こちらにあると『日本の古本屋』でみたのですけど」

この一冊で、何とか今日の売上が立ったようなものです。しかし、いつも申し上げることながら、無駄足にならないためにも、事前にご連絡いただけると有り難いのですが。

若い女性が、表の本を一冊お買上げくださって帰り際、「ここは常設ですか?」。その質問の意味を図りかね、「常設です」と、鸚鵡返しするしかありませんでした。後からハタと思い当たったのは、看板が見当たらないということかと。

小さなのが一つ、あるにはあるんですがね。

konoinfo at 19:52│Comments(0)TrackBack(0)

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