2012年10月23日

悲観的なお客様

CA3K0388火曜日担当のχ君が、ライブ活動のためお休みをとり、急遽家人が店番。ところが、その家人がどうやら風邪を引いたらしい。洋書会終了後、急いで店に戻り、交替いたしました。

今日は朝から不安定なお天気で、妙に気温が上がったかと思うと、突然激しい雨。降ったり止んだりを繰り返し、夜にはぐっと気温が下がってきました。

というわけで、店のレジは殆ど打たれなかったも同然の有様。

そんな中、店主が店番を始めると同時に入ってこられたお客様がお一人、じっくりゆっくり棚を見て回られます。3、40分かけて一巡すると、そのまま表に出て行かれました。

そこでちょっと席を立って、裏で探し物をして戻ってくると、そのお客様が帳場の前に立ってお待ちです。二冊の本を手にされて。

「お待たせしました」と、お会計を済ませると、つくづくといった感で「よくやってますね」とひと言。続けて「ご自分のビルですか?」。

「とんでもない」とお答えすると、「よく続きますね」。まるで当方の窮状を見透かしたようなお言葉。これには「いやいや、もういつまでも続きませんよ」と、そうお答えするしかありません。

その後も、若者が本を買わなくなった現状を嘆き、この先どうなるだろうかと案じられ、まるで先方が本屋の主人でもあるかのよう。

「処分しようと思っても値にならないだろうし、若い連中にあげると言っても邪魔になるから要らないと言われるし」

業者のお株を奪うような悲観的な見方につられ、とても「それじゃ小店で引き取らせていただきます」というセリフを口にすることができませんでした。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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