2012年10月24日

to be or not to be

今日のお客様からは、励ましの言葉をいただきました。

棚を見て回った後、「随分懐かしい本が並んでいますね。本離れの時代に、経営は大変でしょうが、是非お続けになってください」

店主より10歳ほどは年上だと思われる男性で「老後のボケ防止に、本は最適だと思うんですがね」とおっしゃって、湯浅泰雄『身体論』(講談社学術文庫)他をお買上げ。

午前中には、さらにご高齢の女性がお一人で来られて「本が増えて、本棚が動かなく(?)なったので、良かったら引き取りに来てもらえますか」とのご要請がありました。

「専門的な本はありません、自分で読んだ文庫や単行本です。もし出張料が要るならお出ししても良い、とにかく捨てるのは忍びないんです」とも。

補聴器をお付けになっていて、ゆっくり、はっきり、お話になります。こちらもつい大きな声で、「お時間を打ち合わせて、お伺いいたしましょう」とお答えいたしました。

RIMG1453さて新学期も始まっているはずですが、だからこそ日中は一層静か。時折、学生さんらしい二人、三人連れが店内をそぞろめぐり、出て行く姿に、僅かにそれを感じる程度。

先日、ついに店舗契約更新の書類が届きました。書類に書かれている家賃は、9年前と変っていません。かつてとは全く逆の意味で驚きというべきでしょうか。

30年前に店を始めたころは、当時の家主さんから、更新の度に値上げを申し入れられたものでした。この9年間、値下げを申し出ないというのは、よほどお人好しの店子かもしれません。

しかし、3割、5割下がるならともかく、僅かな値下げで状況が改善されるわけでもありません。要するに、続けるか、閉めるかの選択しかないと、考えているのです。

konoinfo at 19:30│Comments(1)TrackBack(0)

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by シアトル古本屋   2012年10月25日 04:12
頑張ってくださいと言いたいところですが、しっかりと考えて結論を出してください。お客様の顔と同時に家族の顔も思い浮かべてくださいね。私たちは閉めてよかったと思っております。

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

Profile