2012年10月25日

シアトルさんへのお返事

何だか愚痴っぽい調子が続くのを見かねたのでしょう。シアトルの元古本屋さん(と言わなければならないのは寂しい)からコメントをいただきました。

今もシアトル古本屋稼業というブログは継続中で、この夏に閉店を決意されてから以降の顛末を読むと、あらためて彼我の業界の似たところ、違ったところが分かって、とても興味深いものがあります。

CA3K0391などと、他人事のような感想を言っていると、お叱りを受けるでしょうか。

しかし業界の様子に相違はあっても、古本屋の心性というのは世界共通なのかもしれないと思いました。ブログに紹介された限りのお連れ合いの言動から、それを感じたのです。

さて、「寂しい」と書きましたが、これまたお叱りを受けるかもしれません。少なくともシアトルさんは、新しい生活をスタートさせることを選択されたわけで、「人生は可能性に満ちている」(お連れ合いの閉店メッセージ)のですから。

このシアトルさんの決断から、暗い気分ではなく、元気をいただいたということを、コメントのお返事として、ここに記しておきたいと思います。

ただ小店の場合、本屋をやめるという選択肢はなく、ここで店を続けるか否かという点に、迷い続けているということなのです。つまり to be here, or not to be here ということですね。

この店をタタんで、何か別の方法で食っていこうというところまでは、とても踏み切れそうもありません。9年前に、あと10年は店売りで頑張って見ようと決断した、その総括とともに、この先の方針を定めなければならないと考えているのです。

今週末、ちょうど一年前にお誘いいただいた四国に、また出かけることになっています。今度は同業二人と一緒。「日本の古本屋」の現在と、今後について、お話しすることがメインです。

しかし当然、業界の現状分析も語り合われることになります。人に話すことは、自身に問い返すこと。もうしばらく、下手な考えを続けて見ます。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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