2012年11月25日

うれしくない連想

朝起きて、お天気を知るためにTVをつけると、「今年の冬は寒いです、充分覚悟してお支度を」と言っておりました。

今朝はまた、各地で今シーズン一番の冷え込みだったとか。東京は寒いといってもそこまでではなく、日中は昨日に続いて学校祭日和。昨日と違って、店の前の人通りはありました。

そのおこぼれで、小店に立ち寄る方も昨日よりは多く、レジを打った回数も多い。しかし、いざ締めてみると、幾らも変わらない数字です。

日が落ちると、その人気もすっかり消え、ドアを閉めたこともあって、いつもの静かな店内に戻りました。たまに入ってくるのは配達業者と、選挙に向けてのチラシ配りの人。

そういえば選挙があるのだと気づかされて、すっかり気が重くなりました。何時にもまして疎外感は深刻です。

イメージ (98)ちょうど手元に四ツ橋「文楽座」の番組帖が3冊。この劇場は昭和5年に洋風建築として建てられ、昭和20年に戦災で消失したとか。すでにこの時期でさえ、興行的には楽でなかったでしょう。

ちなみに3冊は昭和7、8年のもの。例によって裏表紙の広告が面白く、季節外れですがご覧ください。

で、これを見ているうちに、この文化遺産への支援打ち切り発言で物議を醸した、ご当地の首長を思い浮かべてしまいました。

いまや大張り切りで全国を飛び回っているはずの、この人の危うさは、どうやら理念とか、思想とかいうものとは無縁らしいところで、かの「退廃芸術」を敵視した異国の独裁者を髣髴とさせるという人もいます。

そんな大物ではなかろうという意見には、あちらも登場時は取るに足りない人物だったという反論が。

いずれにせよ、嘆いているだけでは一歩も進まないということは、よく分かっているのですけれど。

konoinfo at 18:35│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

12月31日から1月3日まで
休業いたします
Profile

河野書店

Archives