2013年01月22日

さすがはゲーテ

朝まだ暗いうちに目が覚め、思わず外から聞こえる音に耳を澄ましました。雨が夜のうちに雪に変わっているのではないかと。

そんなときに限って、なかなか車が通りません。もしや大雪ではと、一瞬不安になりましたが、やがて濡れた路面を走るタイヤの音。どうやら、チェーンをつけて走っている車はいないようです。

ほっと安心して、もう一度目をつむり、布団の中でぐずぐずしておりました。

CA3K0581いつも通りの時間に車で店に。雨で濡れないよう、ぐっとコンパクトに表の棚を並べて、古書会館に向かったのは午前9時半過ぎ。

もう少し早く出ないと、午前10時までには着きません。分かっていても、いつも出がけに何やかやと細かい用事が見つかって、今朝も若干の遅刻となってしまいました。

洋書会は、久しぶりにカーゴ複数台の出品がありました。それも二口、フランス語の口とドイツ語の口。お昼まで仕分け作業に追われたのは、今年初めてです。

フランス語の口はBernanos、Julien Green、Saint-Exupery、といったあたりの文学研究書が中心で、どちらかといえば地味な作家たちですから、仕分けが難しい。幸い田村書店さんが来てくださいましたので、当番でもないのに、お任せしてしまいました。

ドイツ語のほうは、これはほぼGoethe一辺倒。全集が何種類かと、数百冊の研究書。僅かに辞書、語学書が混じるほかは、同時代の文学者の本さえ、殆ど見当たりません。

これはこれで仕分けが難しいのですが、ともかく入札しやすい程度の山に仕分けて、何とか札を入れてもらいました。小店も、数点落札。

このドイツ語の口は、来週また続きが出ることになっています。今回と同じ程度の分量とか。やはりゲーテなのでしょうか。シェイクスピア同様、専門店が一軒作れそうです。売れるかどうかは別として。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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