2013年09月28日

ノイズの多さ

RIMG0593今朝起きた時、風邪を引いたかと疑うほどの痛みを、後頭部に感じました。しかしすぐに、極度の肩凝りなのかもしれないと思いました。昨日は午後から夕方まで、ひたすら本を縛り続けたからです。

いずれにせよ、起きてしばらくすると、痛みは嘘のように引きました。ただ肩から腕にかけて、だるい感じは残っております。やはり疲れでしょうか。

急逝した古いなじみ客の蔵書整理が、思いのほか手がかかり、昨日が二日目。前回は、ご遺族から後始末を任されている故人の友人、こちらは今も小店のお得意さまですが、その方と二人で作業いたしました。

今回は、その方のお連れ合いに加え、別の友人も参加して、四人がかりでの片づけ。それでようやく6割がた、本を縛り終えることができたというところでしょうか。縛るのは店主一人。運送屋さんを頼んで、市場に運ぶための準備です。

ほとんど新刊同様の専門書から、付箋だらけの古い洋書まで。加えてかなりの量がある中国語の書籍、さらにそれと同じくらい大量のコミック。

すべて一度に運ぼうとすると、3トン車一台では済みそうもありません。まずは日本書と洋書だけを運ぶことにいたしました。

店主はともかく、後事を託された友人に肩の荷を下ろしてもらうためにも、できるだけ早く片付けたいと思いますが、あと二日は、この件のために遣り繰りすることになりそうです。

それにしても、実に幅広い、雑多な読書です。思わずそのことを感心を込めて口にすると、新参加の友人が「ノイズの多さが、いかにも彼らしい」と的確に答えてくれました。

その「ノイズ」と「軽やかさ」、まさにそれが故人の持ち味だと、店主などは思っておりましたから、今の事態が一層不可解に感じられてくるのでした。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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