2013年12月18日

仕入れても

昨日、洋書会で手に入れた日本書50冊ばかりが、ルート便で届きました。

早速荷をほどいて、本の状態を確かめ、一冊ずつ埃をふきながら値段付けを始めました。

この一口は著名な英文学者の蔵書で、もちろん英文の本が中心を占めておりますが、ミルトンがご専門という先生で、キリスト教関係の本も多く、日本書も半ば以上はそういった本でした。

小店が落札したのは、全体からすれば僅かな量ですが、売れそうなところを自分で仕分けたもので、まずまず満足のいく結果といえます。

ただ不安は、線引き、印ありという注意があらかじめ封筒に書かれているため、そうした理由による値引きや返品はできないことです。

仕分けの最中は、一々中まで確かめる暇もないほど時間に追われておりましたし、入札の際も同様で、ざっと見て判断するしかありませんでした。

いざ値段付けを始めてみると、思った以上に線引き本が多いようです。しかしほとんどが鉛筆で、部分的なもの。特に熱心に読みこんだらしい数冊以外は、何とか売り物になりそうで、一安心いたしました。

そんな具合に今日の午後は過ぎて行きましたが、ふとまだ、店内の単行本は一冊も売れていないことに気が付きました。

雪になるかもしれないというお天気に、外に出るのを控えられたのでしょうか。

売れるのは、100円のミニカーばかり。

RIMG0740買ってもらえずグズる子や、買ってもらったのに、まだ欲しいと泣き叫ぶ子を、毎日一人二人、必ず目に、いや耳にします。

小さなお子さんをお連れのお母さんにとって、小店の前は鬼門になりつつあるかもしれません。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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