2013年12月29日

髪を刈る話

子どもの頃、父親がいつも自転車に乗って、わざわざ遠くの床屋さんに行くのが不思議に思えたものでした。

あれ?この話は前にもしたような気がします。

ともかく現在では、店主自身、住まい近くにある行きつけの床屋さん以外に行く気になれず、この年末はとうとう今日まで、散髪する機会がありませんでした。

背水の陣で今朝は午前8時半に家を出、その理髪店を目指したのですが、店近くまで来ると、その前にある自販機に向かってたたずむ、店主と同年配の男性の姿が見えてきました。

こちらに背を向ける形のまま、そこから動く様子がありません。自販機で何かを買おうとしているのではなさそうです。

道一つ隔てたところまで近づく間に、どうやら先客らしいと確信しました。年恰好も似通っていれば、白髪がかなり伸びたところも店主と同じ。

9時の開店に、近頃は15分ばかり早く到着するマスターですが、お客の方はさらに早めに待つようになったようです。

いずれにせよ店主は尻尾を巻いて引き返し、ひとまず店に向かうことにしました。

店に着いてから、改めて近くの床屋さんに行こうと意を決し、10数年ぶりに新しい店の客となったのです。

RIMG0816行くまでの逡巡に比べれば、入ってからは何のストレスも感じず、ごく自然に散髪していただいたのは、ご主人の年季によるものでしょう。

古くからあるお店ですから、30年来の駒場の移り変わりなどを話しているうちに、あっという間に刈ってくださいました。

年越しの準備が、ようやくひとつ片付いたというわけです。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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