2014年04月24日

理想の古本屋

RIMG1165例えば毎週、月曜日から金曜日まで、場合によっては土曜日も開かれている市場へ、気が向けば毎日のように出かける。

ただし急ぐことはない、開札時間の午後一時半(洋書会は三時)に間に合うように出かけて、手早く、とはいえ見落としのないように注意して会場を回る。

気に入った出品物を見つけたら、それがよほど珍しいものでない限り、つとめて冷静な札を入れる。

翌日もまた行くわけだから、落札品はその時に取りまとめて、ルート便で運んでもらうように手配をすればよい。(ただし万一、紛失していたり、入れたはずのないものが落ちていたりしても自己責任)そしてまた、その日の市場もさっと一回りする。

用が済めばさっさと店に戻り、ひたすら店の棚を耕したり、入荷品を吟味したりして日を過ごす。

たまには気の合う同僚と市場を抜け出して昼食やら、お茶やらを共にし、お互いの近況を話したり、情報を交換したりする。

そんな日々が過ごせないものでしょうか。もちろんそれには、それだけしていれば、家賃を払って、一家が何とか食べられるという程度の売り上げがなければなりませんが。

現実はというと、今週は洋書会が当番でしたから、朝の10時には市場に行き、仕分けから陳列、開札から片付けまで行い、その間に入札と落札品の片づけ。

今日は『日本の古本屋』リニューアル会議と、定例会議で朝の10時から午後6時半まで会議室にこもりきり。

明日はまた明治古典会の幹事として午前9時半を目標に、店を出なければなりません。

しかも今日だって、最後までいられずに途中退席。明日も若手は午前9時から仕事をしているのに、結局10時前くらいに着くことになるでしょう。

あれこれ忙しい思いをしながら、その実、いずれもまともに参加できないという中途半端さ。店にいたっては、毎月その月の家賃を支払うのがやっとという有り様。

どうすれば、理想の姿に近づけるのでしょうか。

konoinfo at 20:22│Comments(0)TrackBack(0)

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