2014年04月25日

喜ばしい結果

今朝、案の定予測した通り、いや実際にはそれ以上に遅れて古書会館に着きますと、一階の荷捌き上で、店主のもっとも古くからの知り合いである、K書店さんに会いました。

カーゴを押してエレベータに乗り込もうとするところです。一緒に乗り、上階に着くまでの間に、一言二言挨拶を交わしました。

店主からは先々週と、今週と、続けてカーゴ数台を明古に出品していただいている、そのお礼。先方からは、出品に際し、会に仕分けを依頼していることについての感謝。

近頃は手間をかけても、量の割に思うような値にならない、という互いの嘆きが、別れ際の言葉になったのでした。

ところが今回のKさんの出品のうち、昨日持ち込まれたカーゴ2台は、確かにその嘆き通りの結果になったのですが、今朝、店主と会う前にすでに運び上げられていたカーゴ1台。これが、今日の明治古典会で、一、二を争う話題の口となったのです。

RIMG1183それは本というより、古い書類、アルバム、手紙類といった、いわゆる生資料。古びたトランクに入ったままのものもあります。

店主は、迂闊にも開札が始まるまで、たいして気にも留めていなかったのですが、やがて札が開くと、何点か、とびぬけて高い値になるものが出て、俄然注目を集め始めました。

入札した人の一人に尋ねてみると、旧蔵者は明治期の、著名な工学系の学者であったということが分かりました。

自家目録による販売を主とする専門店が数件競り合い、この口はことごとく良い値で落札されていたようです。

古本屋が引き取って市場に出さなければ、そのまま紙屑として捨てられていたかもしれません。

それが救われる現場を目の当たりにできたこと。同時に古い付き合いのKさんが報われたこと。ふたつながら喜ばしい市会でありました。

konoinfo at 23:08│Comments(0)TrackBack(0)

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河野書店

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