2014年05月14日

超大量の一口

昨日の洋書会が、大量出品であったとお伝えいたしました。そのうちの一件はカーゴ15台、それを二回に分けて出品するということも。組合で契約している運送屋さんの、3tトラックで2台。これが、なかなかの量であることは間違いありません。

しかし目下、何年かに一度という大量出品で、古書会館はてんやわんやの状況となっております。

聞くところによると4tトラックで6台、段ボール箱で1200箱。これが先週のうちに会館に運び込まれ、幾つかの市会に分散して出品されているのです。

一箱に30冊として3万6千冊。古書店なら、ちょっとした規模の店の在庫量です。しかしこれは個人の蔵書。関西方面のお医者さんが新刊を買い続けたもので、特に何かの専門分野を集めたものではないと言います。

RIMG1265月曜日と今日とで600箱ほどが出品されたはずです。そのために、今日水曜日の東京資料会では、昨日朝から、会員全員に集合をかけて、仕分けに当たっていました。

金曜日の明治古典会にも、300箱ほどが出品される予定です。午後、同僚から電話がかかってきて、明日木曜日、前日仕分けをするので出てもらえないかと打診がありました。

明日は午前が『日本の古本屋』リニューアル会議です。午前だけ(と言ってもお昼過ぎまで)の予定でしたから、午後は店に戻って仕事をするつもりでした。

しかし出ない訳には参りません。これでも幹事の一員です。しかも、こういう時に限って、他の大口も重なったりします。別にカーゴ7台の仕分けが予定されているとか。

1200箱でどれほどの売り上げになるかといえば、一般書が中心ですので、労力と経費を考えると、割のいい仕事ではないかもしれません。

一冊の稀覯本で、それ以上の金額になることだってあるでしょう。ただその場合は、喜ぶのは売り手と買い手の二人だけです。

多くの組合員の商売につながると考えれば、作業にも張合いが出ようというものです。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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