2014年05月29日

熱意のメール

初めにお断りしておかなければなりませんが、以下の引用は人名、地名を伏せた以外、原文のままです。

決して笑いものにしようという意図はありません。むしろその逆。最後までお読みいただければわかると思いますが。

河野書店 様、おはよう御座います。×××と申します。
昨日東大に訪れた途中、ご店にあった時に何冊面白い本を筋道の取った値段でお譲り頂き有難う御座います。
しかし、選んだ一冊を忘れました。今××の××にすんでいますので、良ければ探してご郵送の形でいただけませんか。
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名前:文芸復興(岩波文庫)
置き場所:100円の本棚(たぶん、一番下の段の右側。)
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あれば、ご送料を含むお値段を教えて下さい。
宜しくお願い致します。有難う御座います。
×××


このメールの前に、電話をいただきました。店のものが対応したのですが、端で聞いていて、どうも要領を得ない様子です。どうやら外国の方らしいと分かりました。

お名前から、中国の方のようでした。そこで、できればメールで伝えてほしいと頼んだ結果が、上記の文です。

送料込の価格(280円)をお知らせしたところ、しばらくして郵便振替で送金する旨の通知が入り、その通り入金されましたので、本を郵送いたしました。

意のままに伝えられぬ外国語に、もどかしい思いもあったことでしょう。察するところ、会話の方も文章と同じ程度の表現力だったようです。

RIMG1299しかし、この熱意で勉学を続けられれば、立派な日本文を書かれる日も決して遠くないだろうと、感じ入ったのでした。

今日は午後から『日本の古本屋』リニューアル会議でした。

konoinfo at 20:01│Comments(0)TrackBack(0)

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