2014年06月08日

一日の違い

せめてもう一日早くご注文いただければ、と、朝一番でパソコンを立ち上げ、受注メールを確認してガックリ、落胆いたしました。

3点計5冊まとめて14,500円という、小店としては高額のご注文をいただいたのですが、その3点とも昨日売れたばかり。

その売れたというのも、南部の大市に出品して、買い手がついたのでした。

お客様から買い入れたのは一年前のこと。8巻12冊に別巻が付いて全13冊というシリーズの内、別巻を欠いた12冊をお売りいただきました。

まだ新刊が出ていることでもあり、本の状態にもばらつきがありましたので、1巻ずつ値を付けて、ネットに上げておいたのです。

それから一年間、まるで売れそうな気配もなくWEB上に晒されていました。

先週初め、南部の事業部から「大市に出品するものがあれば集荷に回ります」という電話をいただき、これを翻訳すれば「ぜひご出品を」という意味ですので、何とか出品物を捻り出そうと在庫を見直しました。

南部の大市は取引最低価格1万円ですから、それ以上の札が入るものでなくてはなりません。

RIMG1326お付き合いとはいえ、出品するからには売れて欲しい。とはいえ、仕入れて間のないものや、逆に、時間をかけても自分で売りたいものは、出品を避けたい。

すると貧しい在庫の中で、選ばれるものは自ずから限られてきます。このシリーズなどが、まさにうってつけと思われたのでした。

イスカの嘴の食い違いとはこのことです。救いは、市場で売れた価格が14,000円であったこと。

市場で12冊14,000、お客様なら5冊で14,500円。ずいぶん損をしたように思われるかもしれませんが、残りが売れるという保証はありません。その残りを市場に出したところで、幾らにもならないでしょう。

などと自分を慰めている場合ではなく、それより、一日でも早くデータを消していれば、お客様にご迷惑は掛かりませんでした。反省すべきはこちらです。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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