2014年06月13日

『塞外詩集』

RIMG1347いささか反省の弁。

今日の明古、最終台がちょっと物足りない感じがしておりました。

出品の量は、むしろ通常と比べても多いくらいですのに、緋毛氈に特別陳列品するような商品が、なかなか見つかりません。幹事で手分けして、会場を見て回るのですがタイムアップ、そのまま開場いたしました。

順調に開札が進み、午後4時を回る頃、高額な発声(落札者と落札金額の読み上げ)が聴こえてきました。

その金額で落札されたのは、『塞外詩集(第2輯)』(大連詩書倶楽部、1933年)という一冊。

結局、最終台のどの本も、これを上回る金額にはなりませんでした。もちろん金額がすべてではありません。希少性や人気などを加味して選んでいますが、そのどちらを取っても、これこそ今日中でもっとも最終台にふさわしい本だったといえます。

落札された書店さんにお願いして、その本を手に取らせてもらいました。20cmほどの枡形並製本で、表紙には写真があしらわれています。DAIRENとレタリングされた文字のデザインを見ても、いかにも今時、値が付きそうな本。

たとえ初めて見る知らない本であっても、まずピンときて、緋毛氈の上に持ってくるくらいでなければ、プロとは言えない――、というのが、それを拝見して感じた思いでした。

他にも数点、似たような見逃しがありました。もちろん置いてある場所で、落札価格がさほど変わることは、実際には少ないでしょう。しかし運営側としては、それぞれの本に、最良の環境を用意するのが務め。

時間に追われながらの作業とはいえ、これからはもっと真剣に、見落としのないようにしなければと、自らを戒めた次第です。

といっても、店主の明古幹事の任期は今月いっぱい。あと二回です。この戒めは、今後の自分の商売で生かしていくことにいたしましょう。

konoinfo at 22:50│Comments(0)TrackBack(0)

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