2014年06月22日

流行ってる

「なかなか流行ってますね」と言われて、いささか面喰いました。

近くにお住いの元大学教授で、時おり店を覗かれては、仏独の洋書を2冊、3冊と、お買い上げいただく方です。

確かに、その方のすぐ前に、100円の時代物文庫をまとめて22冊、レジにお持ちの女性がいらっしゃいました。

そのまたすぐ前に、小さな兄弟を連れたお母さんが、表の100円オモチャをそれぞれに一つずつ許可して、三人でレジの前に立ちました。

RIMG1372僅かな時間のことです。

朝から昼過ぎにかけて、思いのほか強い雨が降り続き、今日はあがったりだと観念したことを思えば、お客様にいらしていただけただけで有り難いことに違いありません。

しかし、開店から閉店(今日は休日で午後6時閉店です)までの間、店内無人という時間の方が、はるかに長かったことは確か。

その僅かなタイミングで、実情とは全くかけ離れた印象を持たれることもあるのが、考えてみれば面白いところです。

「女房が欲しいというんで」と、元教授がその時お買い上げくださったのは、店頭に並べた日本児童文学館の中の2点、『西條八十童謡全集』と佐藤春夫『蝗の大旅行』。

じつはお昼頃に一度、ご来店いただいています。家に戻られて、「懐かしい本があったよ」とでも、奥様に話されたのでしょう。

いわば「お使い」に来られて、思いもかけずレジに人が続き、しばらくお待ちいただいたということでしょうか。

ふだん人気のないことも重々ご承知のはずですので、珍しく立て込んでるじゃないかという、冷やかしだったのかもしれません。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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