2014年06月25日

次があるか

都下で福祉活動をしておられるNPO法人の方が、ある日、小店に来られ、寄贈を受けた図書を引き取ってもらえないかと仰います。

運営費の足しにとリサイクル活動をされているようで、本も多く寄付を受けるのだそうですが、なかには施設のショップでは売れそうにないものがあり、これまでも、古書店に引き取ってもらったりしたそうです。

ところが、お付き合いのあった古書店が店をたたまれてしまったので、人づてに小店の名を聞いて、お訪ね下さったのでした。

RIMG1374「和綴じの本などもあって、私達では判断がつかないのです」という言葉に動かされたわけではありませんが、「分からないものは市場に出すこともできますから、お気軽に」と、お答えしておきました。

日ならずしてお電話があり、とりあえず3箱ほどを送るとのこと。そして言葉通り翌日、小型のみかん箱が3つ届きました。

着払い代金3200円余りを支払い、早速開梱して、暗然といたしました。文学書、小説などの古いところが80冊ばかり。状態さえよければ、それなりに踏める本もあるのですが、いかんせん、いずれもイタミ、ヨゴレが相当強い。

たとえば三島由紀夫の『肉体の學校』(集英社、昭和39年)などは、確かに初版本で帯もついていますが、ビニールで私製カバーが付けてあり、それをテープ留めしたため見返しにそのシミ跡が写っています。

小口にツカレもあり、ネットで500円で売られているものより、良い状態だとは思えません。

和装本も入っていました。題箋から端本と分かるものが2冊。あとは題箋のないものが5冊で、それらも一冊を除いて端本。いずれもツカレ、イタミが激しい、しかも明治本でした。

結局、送料以上にお支払できる値には踏めず、その旨をメールでお伝えいたしました。これに懲りず今後もご利用くださいと。

次回以降は、小店の契約運送業者に運んでもらうことをご提案しましたが、果たして次回があるでしょうか。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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