2014年06月27日

打ち上げの焼き肉

帰りの電車が割合に空いていて、ホッとしました。店を出るときに一人ずつ、念入りにファブリーズをふりまかれたのではありますが、今度はその匂いが妙に鼻について。

明治古典会幹事としての市会は今日が最後。まだ七夕大市会というビッグイベントは残っていますが、ともかくも一年間のルーティン作業からは、これで解放されます。

その打ち上げとして、幹事、経営員総勢20名で、三番町の「巨牛荘」へ繰り出しました。知る人ぞ知る焼き肉店。知らない人は店主のようにまったく知りませんでしたから、まずその設備の旧式さに驚きました。

今時テーブルの上にコンロがあるような焼き肉店が、これほどの広さで、しかもこれほど盛況に営業を続けていたとは。決して便利とは言えない場所であるにも関わらず。

天井は低く、換気も決してよくなく、床と言わずテーブルや椅子と言わず、油でべとつくような感じ。いざ肉を焼き始めたら、立ち込める煙で向うの席が見えない――というのはオーバーにしても、隣席のタバコすら気にならないほどの匂いと煙です。

しかし、月末の金曜日であるとはいえ、広い店内は満卓。それだけの理由があるのでしょう。あまり食べ比べた経験のない店主ですから、味がどうという批評はできませんが、ボリュームが十分であることは確か。価格も良心的、だと思います。

5人に一台というコンロのおかげで、焼網までが遠い店主は、ただ紙のエプロンをかけて箸を片手に待ち、次々に小皿に載せられる肉を頬張るだけ。まるでお殿様のよう。

これで左手に持つグラスの中がウーロン茶でなければ、焼き肉の味も一段と美味しかったに違いありません。

RIMG1375乾杯のあいさつも、締めのあいさつも、渦巻く騒音のためロクにできませんでした。それで良かったのかもしれません、埒もない長話をすることも、聞かされることもなく済んだのですから。

あとはいよいよ七夕です。

konoinfo at 22:58│Comments(0)TrackBack(0)

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