2014年06月28日

梅雨の土曜日

電話で、「日本の古本屋」でご覧になったという、在庫のお問い合わせをいただきました。

「はい、確かにございます。どういたしましょうか」
「できれば送っていただきたいのですが」
「では、先にご送金いただけますか?」
「じつは、しばらく以前ですが、そちらで買わせてもらったことがあると思うのです。何年か前なので、記憶違いかもしれません、あるいはお店に伺ったのかも」
「はい」
「ふだん神保町とか、京都の書店さんでも買っていて、決して変なものじゃありません。振替用紙を入れて先に送っていただくわけには行きませんか」
「分かりました、それではFAXかメールでご注文書をいただけるでしょうか」
「そうですね、ではFAXします。そのほうが確かですからね」

間をおかずFAXが届きました。某書店目録に挟み込まれていた注文書をご利用になったようです。

お名前を小店のデータベースで調べてみましたが、お取引の記録はありませんでした。もちろん、だからと言って先送りを取りやめはしません。早速荷造りして、発送いたしました。

また今日は、10日ほど前にネットでご注文があり、続いて電話で「近いうちに取りに行くから」と、ご連絡をいただいていた本の、お引き取りもありました。

そのお客様、店に入って来られると、「ここはもう長いのですか」とのお尋ね。「前に一度来たことがあるような気がします」。「前」というのがいつ頃のことか、伺いそびれました。

午前中は本降りの雨、午後は梅雨らしい空模様。土曜日というのにご常連のお顔も見えません。

RIMG1345そんな中、お昼時に中国かららしい5人連れが、賑やかに現代思想関係の洋書を、皆さんそれぞれにお買い上げくださいました。

干天の慈雨。こんなお天気に、変な比喩ですが。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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