2014年08月24日

夏・祭・花火

RIMG1523今年のお神輿は、こちらへは来ないのだろうかと思うほど静かでしたが、午後4時を回ったころ、遠くからお囃子が聞こえてきました。

大橋氷川神社のお祭りです。一週間ばかり前に軒花を飾りつけにきて、木曜日と金曜日の夜には駒場町内の盆踊りがあって、昨日と今日が例大祭。

朝方、「お神輿はどこから出るのでしょうか」と若いお母さんに訊かれました。お子さんを連れて行こうとされていたのでしょう。

間違ってお教えしては大変ですから、「お向かいの畳屋さんに尋ねてみてください」とお答えしました。駒場で30年以上商いを続けても、ついに地元民たりえない店主です。

それを言えば、住まいの深沢でさえ、コミュニティーとのつながりがありません。お祭りの季節になると、それをつくづく感じます。だからどうしようというわけでもないのですが。

昨夜は、家に帰る車の中から、玉川の花火が見えました。駒沢通りを西へ向かうと、正面に見ることになります。運転していて、つい目を奪われそうになりました。

その玉川花火大会には、ビューポイントとなるレストランが、結構な割増料金で予約を取るのだそうです。

名古屋では、毎年、熱田神宮の例祭(6月)に花火の打ち上げがあり、我が家の二階からでも見ることができましたし、ちょっと表に出ればさらに良く見えるので、界隈は見物人が大勢出て、歩くのも大変なほどでした。

ですから、わざわざ花火を見るために出かけるとか、ましてやそれにお金をかけるなどということは、思いもよりません。もっとも家族によれば、それは単に店主が不精であるということに過ぎないとの意見ですが。

これを書いていて、生家の前の路地を抜けたところにある、堀川にかかる橋のたもとの少し開けた場所を、「浜」と呼んでいたことを、忽然と思い出しました。

その「浜」を川に沿って少し歩けば「七里の渡し」。夏は昔を思い出させる季節です。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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