2014年08月26日

旱魃か洪水か

カーゴ5台のフランス書の出品があるということは、早くから聞いておりました。今日の洋書会です。

土曜日でしたか、知り合いの同業から、月曜日にドイツ語の本をカーゴ2台ばかり持ち込みたいという電話を受けました。もちろん否やはありません、会のサイトに情報を上げておきました。

今朝になって、ふと気がかりになり、午前10時過ぎ、当番会員にどんな状況ですかと電話を入れました。

帰ってきた答えは、結局全部で14台ほどの出品になっているとのこと。案じたとおりでした。集まる時は重なります。一人でも人手が必要だろうと、急遽、会館に向かうことにしました。

到着は午前11時過ぎ。前回までの品薄が嘘のように、すべての台に本が並べられて、まだ仕分けの手がついていない口も、いくつかあります。

途中お昼も手早く済ませ、さらに午後1時過ぎまでかかって、ようやく開場準備を終えました。

一番の大口である、カーゴ5台のフランス書は、その殆どが経済関係の学術雑誌で、それも揃ってはいないらしく、大部分がボー(売買不成立)になっていました。

まだ組合に入って何年も経っていない、若い業者さんの出品でしたが、今回は厳しい結果となったようです。

洋書会の会員たちは、荷の片づけなどを手伝いながら、なだめるように、諭すように事情を説明していました。これに懲りて洋書は扱わない、などということのないようにと。

そのあたりは、すでに経験済みらしく、日本書でも同じようなことはあるのですからと、納得されていました。

RIMG1522それにしても、天候不順には、地球温暖化がその原因としてあると言われます。市場の出品状況の、まるで旱魃と洪水を繰り返しているかのような不順にも、なにか深い原因があるのかも知れません。

konoinfo at 19:28│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

12月31日から1月3日まで
休業いたします
Profile

河野書店

Archives