2014年08月31日

駒場でお茶

RIMG1532晩夏の風情漂う月末。

早目のお昼を食べ、近頃、半ば慣習化している昼寝でもしようかと、店番を任せて裏のソファーで横になった時、「お客様ですよ」と声がかかりました。

小店開業初期、おなじみ客のなかに、国文科へ進んだ学生さんが二人、三人いらっしゃいましたが、そのうちのお一人で、今は鹿児島大学の先生になっているNさんです。

たまに上京されると、忘れずに顔を出してくださいます。今日も、下高井戸で学会の準備会があるとかで、そのついでに立ち寄ってくださいました。

近世文学の先生に、じっくり見ていただくような棚でもありませんので、早速お茶にお誘いして、表に出ました。

普段なら裏にお通しするのですが、折悪しく荷物が山積みで、とてもゆっくり座って話ができる状態ではなかったものですから。

そんなわけで店主にとっても、駒場でお茶をするというのは、実に久しぶりのこと。ガードの向うなら、どこか空いているだろうと歩いて行くと、DORAはお休み。その先のCOLORADOが営業していて、席も空いていました。

どちらも小店より古くからやっている昔ながらの店ですが、DORAが学生相手の喫茶店という雰囲気なのに対し、COLORADOは、いわゆるコーヒーショップという作り。

実は店主、こちらの店には、これまでに一、二度くらいしか入ったことがありません。席について、オーダーをした後、連れのNさんが「変わってないですね」と、女性ご店主(かどうかも存じませんが)を見てつぶやきました。

彼の方が、利用した回数はずっと多かったようです。

とりとめなく近況を語り合い、あっという間に時間が過ぎました。会議の予定は午後二時からとかで、「新米ですから、遅れるわけにはいきませんので」と、席を立たれます。

駅まで一緒に戻り、そこでお別れいたしました。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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