2014年10月25日

数は力なり

世の中には実に様々な団体があるものだと、改めて知りました。

「文化芸術振興議員連盟」という組織があり、一方に「文化芸術推進フォーラム」という組織があって、どちらが鶏でどちらが卵かは存じませんが、手を携えて我が国に「文化省」を作ろうという運動をしています。

日本は「文化」をもって立つべきで、そのためには現在の文化庁を格上げするのではなく、省庁再編により新たな省を作って「文化立国」を進めよう――というその趣旨自体は、まことに反対すべきところのない立派なものです。

それゆえにこの議員連盟には、自民党から共産党まで、党派を超えて衆参両院の96名(2014年9月現在)の方が、名を連ねておられます。

その議員連盟を後押しする推進フォーラム側には、公益社団法人日本芸能実演団体協議会(芸団協)、一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)をはじめ、15の組織が参加しています。

各組織はそれぞれが参加に団体組織を抱えた協議会、連合会などですので、その全体の団体数は一体幾つになるのか、見当もつきません。

RIMG1641今回、この15組織の一つ「全国美術商連合会(全美連)」さんが、わが古書組合に対し「仲間に入りませんか」と声をかけてこられました。

昨日、理事長とともに、古書会館の応接室で、全美連会長さんほか三名の方と、一時間近くにわたり、面談をしたのです。

全美連は美術商唯一の全国組織として、各地の美術商協同組合、及び洋画・版画・浮世絵・刀剣の各協同組合の組合員さんを中心に構成されています。

ただ、推進フォーラムのなかでは、抱える会員数が少ない組織なので、発言力を高めるために、少しでも会員を増やしたいというのが、今回お声掛けいただいた理由のようでした。

団体の利益のために、役員として熱心に活動されているご様子には、頭が下がりました。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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