2014年10月31日

The times they are a-chagin'

もう何年も前から、こんなことになっていたのでしょうか。だとしても、年々急速に広まっていることは間違いないでしょう。

RIMG1670ハロウィンナイトの渋谷駅界隈は、仮装の若い女性たち(中には男性も)が、そこここに群れ集っており、いつもとは雰囲気の違う人ごみを通り抜けながら、ちょっとした浦島気分にさせられました。

そこにいたるまでの今日は、いつものように明古があって、いつもの仲間と、馴染みの店で食事。まさに日常の中で過ごしておりましたので、余計に落差を感じたのかもしれません。

その食事に向かう途中、靖国通り沿いに並ぶ「古本まつり」の露店を、冷かして歩きました。ほとんどは顔見知りですので、労いの言葉よりも、つい軽口の方が先に出ます。

しかし返ってくる声は、あまり景気の良いものではありません。年ごとに開催期間が長くなり、今年は先週土曜日から来週火曜日までの11日間。商売とはいえ、体には応えることでしょう。長くやっている業者ほど、昔と比べてしまい、嘆きも大きいようです。

昔と言えば、こうした露店は、古本屋のルーツ形態の一つでもあります。現在隆盛を誇る老舗のなかにも、露店から出発したという店が少なくありません。

そうした過去へのオマージュとして、この催しを捉えることもできますが、現実には各店、それほどの余裕はなさそうで、どの店からも懸命さが伝わってきます。

ものの乏しかった時代、新刊本を手に入れることも難しかった頃には、古本屋は確かなニーズに支えられた商売でした。

いつしか需給バランスは逆転し、もの余りで膨大な古本が生み出されるようになった現代、果たしてどんなニーズがこの業界にあるのでしょうか。

安売り以外に、世に容れられる意義を、いかに言語化し、どう発信していくかが、生き残りの鍵だとは分かっているのですが。

konoinfo at 22:51│Comments(0)TrackBack(0)

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