2015年02月15日

個人情報

東京古書組合に加入したい、という方がおられたとしますと、所定の書類を揃え、手続きをしていただいたうえで、古書会館で加入面接を受けることになります。

RIMG1885面接するのは組合の担当理事(複数)と事務局長。その担当を、もっか小店主が務めております。加入希望者は月に1人乃至2人程度。その都度、時間の調整をして、面接日を決めるわけです。

別に難しいことはありません。特段の事情がない限り、加入希望者を拒むことは、協同組合の理念に反することになりますので、原則、どなたでも受け入れます。

特段の理由というのは、その加入で大きな不利益を被る組合員がいないか、といったことです。

かつては、近くに既存組合店がある場合には、まずその店の了解を受けることが必要条件だったりしました。殆どの郊外店が店売中心だった時代の、今となっては懐かしいような慣習です。

さて実際に面接がありますと、その結果を定例理事会で報告して、可否を決めます。前述の通り、ほとんどは承認。それを受けて、合同会議の席で新規加入者の発表をします。

この二つの会議では、いずれも、加入申請のために提出された書類は、出席者の間で回覧されます。書類には、履歴書、住民票などといった個人情報が含まれています。

これとは別に、議事の資料として、簡単なレジュメを配布します。そこには、加入者の氏名と屋号、所属支部、それに年齢が記載されています。

その後、組合機関誌『古書月報』に新規加入者として紹介されることになりますが、ここでは顔写真、氏名、屋号、所在地、所属支部だけ、年齢は記載なし。

今までこの方式で何の問題も起きなかったのですが、最近、ある女性の加入に際し、議事資料に年齢が1歳多く誤記され、それが後日、ご本人の耳に入るという事件がありました。

間違ったことより、そこにそうして載っていることに立腹されていたとのこと。今後、議事資料にも年齢を記載しないよう、改めることになりました。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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