2015年02月19日

成人図書

世に成人図書と称される本があります。その定義は曖昧で、ややこしい問題を含んでいます。しかしここでは、その問題に深入りするつもりはありません。ともかくそういう本が存在する、その先の話です。

現在、そうした本を店頭で販売する場合は、区分陳列を求められます。売り場を区分して、入場に制限を設けるか、明示して封入するなどし、誰でもが簡単には見られないようにしておかなければなりません。

これはある意味で、書店にとっても合理的な方法です。そうした本を求める人に、その在り処が分かり易いことが何よりですし、時によっては人目を避けるのにも適していたりするからです。

人目を避けるという意味では、ネットなどは本来、一番人目を気にせずその手のものを購入することができるという点、一番それに適した売り場なのかもしれません。

「日本の古本屋」では、これらの取り扱いには、結構苦労してきました。店舗の場合のように、成人向コーナーを設けるのは、いかにも堂々とそういうものを扱っておりますと宣言することになり、いささか憚られます。

かといって、そういう本を売りたい、買いたいという方々を、まったく排斥することも、無論できません。

お断りしておきますが、いわゆる「不健全指定図書」や「児童ポルノ」といった、売ってはいけない本の話をしているのではありません。普通に世間に流通しているが、あまり青少年の目には触れさせたくない、といった種類の本のことです。

以前から「日本の古本屋」には成人向という区分があり、売る側がそのように登録しておけば、買う側が、そうした本を表示するように設定しない限り、表示されない仕組みになっています。

しかしこれは区分陳列とは、似て非なるものです。つまり売る側にはほとんどメリットがない。成人向コーナーがあるわけではありませんから、単に検索される機会を減らしているに過ぎません。つまり、あくまで書店側の良心に委ねられているわけです。

RIMG0004実際のところ、どの程度の成人向図書が「日本の古本屋」に登録されていて、そのうちどれくらいが、正直に成人向きと指定されているか、調べたこともなく、調べようもありません。

もっとも近頃は、取締りの対象はいわゆる児童モノに集中していますので、その出品防止対策が、最重要課題となっております。

konoinfo at 22:19│Comments(0)TrackBack(0)

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