2015年02月21日

いまいそがしい

「もしもし、こちら××の○○と申します。ヤフーの電話帳に電話番号とお名前が出ておりましたのを拝見して、お電話させていただきました。代表者の方はお出でになりますでしょうか」

この手の電話は、初めの数秒で分かるものですが、時おり失礼をすることがあるので、念のため、黙って確実なところまで聞くことにしております。

RIMG0018明らかに営業の電話と分かった時点で「すいません、今ちょっと忙しいので」とお返事すると、今回の電話は割合あっさりと引き下がってくれました。

ヤレヤレと受話器を戻していると、「いまちょっといそがしいんだって」と、小さな子の声がします。「え?忙しいって?」とお母さんの声も。

見ると、お子さんが三人、帳場の前に横並びになって顔を出しています。お母さんはその後から入って来られたところでした。「いまいそがしいんだって」と、口々にお母さんに訴えかけます。

「ダメなんですか?」お母さんも半ば真顔で尋ねられました。

思わず可笑しくなって、「いえいえ、今そういって電話を切ったところです」と申し上げると、ようやく「大丈夫ですか?大丈夫だって」。三人のちびっこが、それぞれ手にしていた小さなフィギュアを、帳場の机に乗せました。

表のジャンク雑貨のなかでも、とりわけ小さな3個100円のフィギュア。三人が仲良く一つづつ選んで、帳場まで来たところで店主の言葉が耳を捉えたのでしょう。

皆同じような年恰好、幼稚園の年中さんくらいに見受けられましたから、兄弟ではなく、お友達が一緒だったのかも知れません。

それにしても、「忙しい」ということばが、このくらいの年の子たちにとっても、充分理解できる概念なのは、しばしば大人たちから聞かされるからなのでしょう。ちょっと反省させられますね。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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