2015年04月17日

5年ぶりの有馬温泉

午後12時52分、スーパーはくと7号は、ディーゼル車両特有の、やや大きめな音を立てて京都駅6番線ホーム(だったと思う)を出発しました。

智頭急行線経由・鳥取行という、そぞろ旅情を誘う列車です。店主が向かうのは有馬温泉ですから、三ノ宮駅でおりなければならないのですが。先頭車両の最前列が空いておりましたので、子どものように、そこへ座りました。

この列車は、運転席との境がガラス張りになっていて、前面がパノラマのように見渡せます。1号車は自由席なので、早めに並べば必ず座れると、それが友人オススメの最大ポイントだったのですが、発車間際に乗り込んだのにも関わらず、特等席に座ることができたわけです。

オススメの、もうひとつの理由は、特急券とあわせても2050円という、新幹線よりはるかに安上がりな運賃。所用時間は約50分、新幹線の倍ほどを要するのですが、ものは考えよう、それだけゆっくり景色を楽しめるというものです。

友人のススメに従って、鉄路を楽しみながら三ノ宮へ。降りるのが惜しいようで、そのまま鳥取まで乗って行きたい気分でした。少し時間に余裕がありましたから、懐かしいサンチカを小一時間うろついた後、北神急行と神戸電鉄を乗り継いで、5年ぶりの有馬温泉に着きました。

image5年前と、同じ宿。5年前より2人少ない、総勢7人。一風呂浴びて、ビュッフェ形式の夕食を、わいわい言いながら、あれもこれもと、普段食べないほど食べて、飲んで。

部屋に戻ってから、いよいよ腰を落ち着けての酒盛りの始まりです。夫婦二組、片割れ出席が男女各一、独り身となった女性一。

この集まりの特色は、片割れ組みも含めて、そのペアのほとんどが、学生時代から続いている組み合わせのままであることで、つまり40年以上連れ添っている夫婦であること。しかも全員が当時からの仲間であることです。

酒が入らないうちから、遠慮のない会話が間断なく続き、そのまま夜の更けるまで、延々と話題は尽きることを知りません。ついに午前2時、アイスペールの氷が切れたのを潮に、ようやく就寝が宣言されたのでした。

konoinfo at 22:49│Comments(0)TrackBack(0)

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