2015年04月27日

馬鹿にしている

あるお客様から、領収書を求められました。「領収書ですね」と復唱して、引き出しを開けようとしたところ、ふとレジに気がつかれ、「こっちから出るなら、その方がいい」とおっしゃいます。

「レシートでよろしいんですか?」と念を押しますと、「最近は、その方が良いと事務方に言われるんです」。早速レジを打って、吐き出されたレシートをちぎってお渡しいたしました。店名こそ印字されていますが、金額だけの至ってシンプルなものです。

RIMG0138「これで十分です。これにハンコでも押していただければ申し分ないのですが」。お安いご用ですので、ふだん領収書に押しているのと同じ印を、レシートに押しました。

それにしても、レシートではダメだから手書きの領収書が欲しいとおっしゃる方は、しばしばお出でですが、手書きよりレシートの方が良いと言われたのは初めてです。

なんでも、手書きだと適当な数字を書かれても分からない、つまり信憑性に欠けるということだそうです。レシートなら、その金額は間違いなく支払ったという証拠になる――。

人を馬鹿にしたような話ですが、もちろんおっしゃっているご当人には責任はありません。むしろ、我々小売業者ともども、一緒に馬鹿にされている当事者であるわけです。

では誰が、馬鹿にしているのでしょうか。この方が、どこから費用を出してもらおうとしているのかは存じませんが、最近の校費に対する、後追い調査のうるさいことは、同業の間でもしばしば話題になっています。

小店でも、つい先ごろある学校から、過去数年にさかのぼっての「納品状況」に関する「情報提供」を求められました。納品台帳を調べたところ、この二年の間には当該校への納品が認められなかったので、放っておきました。

すると、先日になって、再度封書が届き、平成24年9月に納めた書籍2340円について、その「取引に係わる売上帳(商品の納品状況を管理している証憑等、納品書の控えでも可)」の提出を「お願い」してきました。出せない場合は、同封の理由書にその旨を記して出せとの「お願い」です。

調べると確かにその取引はありました。納品台帳をそのままプリントアウトし、返信用の封筒も切手も同封されていませんでしたので、自店の封筒に入れ、80円切手を貼って投函しました。学校もまた、命じられてしていることではありましょうが。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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