2015年05月01日

階段を昇れない

午前中は店で雑用を片付けて、さて明治古典会に出かけようと、駒場東大前駅の改札を抜け、昇り階段にまず左足を置き、次いで右足を上げた途端、支えていた左足の膝にズキッと激痛が走りました。

咄嗟のことで、そのまま更に数段昇りましたが、左足で踏ん張る度、激しい痛みに捉われます。妙な言い方ですが、その痛みを信じることができず、両側の手すりで体を支えながら、どうにかホームまで昇りきりました。駒場西口の階段は、昇る側が一人分の幅しかないので、そんな芸当ができたわけです。

途中、今日はこのまま引き返そうかと思うほどの痛みでした。しかし、平面を歩く分には、痛みはありません。一過性のものかもしれないと考えて、会館に向かいました。

井の頭線から半蔵門線までは、降り階段だけ。そして不思議なことに、階段を降りるときには、痛みは出ないのです。神保町駅に着くまで、痛みは起きませんでした。それでも用心して、じっとエレベーターに乗って、地上に出る最後の踊り場まで来ました。

手すりに掴まりながら、おそるおそる階段に左足を乗せ、その足に体重を移すと、途端にズキッと電撃です。あきらめて、右足だけで一段一段昇ったのですが、そこに見えている地上が、ずいぶん遠く感じられました。

古書会館でも、昇りは、少しの階もエレベーターを利用するようにして半日を過ごしました。しかし平面を歩いていても、たまに何かの拍子に痛みに襲われることがあり、それをかばうようにして動いていたためか、やがて腰の方もこわばって、痛くなってきました。

店主の様子に気づいた若い同業の何人かからは、気遣いの言葉を掛けられましたが、同年輩の仲間は案外冷淡なもので、それぞれ慰めにもならぬ、自分の体験などを話してくれるばかりでした。誰もが持っている、職業病であるとでも言いたげに。

RIMG0115昨日、本を運んだ話などを思い出したのが良くなかったのかもしれません。それでも、いつも通り仲間と会食。解散したあと、道順を頭の中に描き、短いエスカレーター一箇所以外、一つも昇りのない方法で、店まで帰り着いたのでした。

konoinfo at 22:54│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

平日午前10時〜午後7時、土日祝日は午前10時から午後6時まで、毎日営業いたしております
Profile

河野書店

Archives