2015年05月24日

リプリント版

Constant Mic だとか、P.-L. Duchartre といった名を久しぶりに見て、懐かしい気分になりました。どちらも Commedia dell'arte の本です。

RIMG0218先週の木曜日に、TKIの会議が午後1時半からあって、ギリギリに古書会館に駆け込んだのですが、7階まで上がる途中、ふと魔が差したように3階で降りると、一新会は開札が始まるところでした。

その最初の開札にとりかかる窓際には、フランス書が大山になって何口か出品されています。近づくと、開札係の良く見知った同業たちが、「待ちますよ」と入札を促します。急いで目を走らせて、2点だけ入札いたしました。

それが2点とも落札したことは、会議中にスマホで確かめて知っておりました。それをいつものルート便ではなく、通常の運送便で土曜日に運んでもらうように手配したのは、金曜日、明古の落札品を片付けた折のことです。

そうしてカーゴ半台ほどの荷物が昨日届き、その整理を昨日、今日と続けていたわけです。

まだ仕事としては、半分ほどしか済んでおらず、店の開け閉めの際に、その本をあちらへこちらへと移動させるという、余分な作業が生じているのは、これまでの本が店内狭しと積みあがっているからにほかなりません。ますます「いい古本屋」からは、遠ざかるばかりです。

その大山の中に、冒頭の二冊が混じっておりました。演劇関係とだけ封筒に表示されていた、150冊ほどの口の、多くはあまり使い物にならない本でした。フランス書特有のイタミやヤケもある上に、全体に保存状態も良くありませんでした。

それでも、信じられないほどの安値で落ちてきましたので、何点かの目ぼしい本だけで、十分元は取れます。ただしこの、元が取れるというのが曲者で、そこから先、利益を出そうとおもうと、労力、保管場所などを考えた時、なかなか簡単ではないのが実情なのです。

そんな話をしようと思ったのではありませんでした。2冊の懐かしい本、タイトルこそ昔扱ったものと、同じなのですが、ソフトカバーの廉価版だったということが言いたかったのです。

オンデマンド版などが出るはるか以前から、こうしたリプリント版によって、価格破壊は進んでいたのでした。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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