2015年05月29日
来日文化人
明治古典会の恒例となった月末会食、今夜は淡路町の「みます屋」。古くからの居酒屋として、今でも人気のあるお店。
店主の記憶では、小上がりの和室が幾部屋か連なっていて、団体客の場合は仕切り障子を取り払って、そこに上がりこむ形になる筈でした。
足腰が辛いので、顔だけ出して、すぐにお暇しようと言うつもりで参加したのですが、新たに広げられた一角が、椅子席の土間になっていて、そこに全員の席が設けられていたのです。
おかげで体は楽でしたが、お終いまで付きあうことになり、店に戻ったのが10時半。結局疲れたことに変わりはありません。
とまあ、会食の話はさておいて、今日の市場は月末特選のフリが、なかなかバラエティーに富んでいて、店主のような観戦者にも、充分楽しめました。
戦前の映画雑誌『日活』や、同じく戦前の大阪三越の宣伝誌などのきれいな口。萩原朔太郎『月に吠える』初版の、なんとも不思議な改装本。怪獣映画スチールを数十枚ずつまとめた二口、その他その他。
そんな中で店主が興味を持ったのは、「フランス古写真 女優作家他 サイン入 一箱」と題された、数十枚の写真でした。
そのサインを見ると、多くに maison franco-japonais という宛書と、短い識語、1920~30年代の日付が入っています。つまり「日仏会館」を訪れた、名士、文化人たちが、記念に遺して行ったもののようです。
店主としては珍しく時間をかけて、その一枚一枚を見させてもらいましたが、顔で識別できたのは、Colette と Louis Jouvet の二人だけ。あとはサインから判別できたのが Andre Maurois 他数名に過ぎませんでした。
それでも貴重な資料だとは感じましたので、幾らになるかと固唾をのんでおりましたところ、想像をはるかに超える価格で落札となりました。
しかしどうやら資料というよりは、古い肖像写真として商品化されそうな雰囲気です。
店主の記憶では、小上がりの和室が幾部屋か連なっていて、団体客の場合は仕切り障子を取り払って、そこに上がりこむ形になる筈でした。
足腰が辛いので、顔だけ出して、すぐにお暇しようと言うつもりで参加したのですが、新たに広げられた一角が、椅子席の土間になっていて、そこに全員の席が設けられていたのです。
おかげで体は楽でしたが、お終いまで付きあうことになり、店に戻ったのが10時半。結局疲れたことに変わりはありません。
とまあ、会食の話はさておいて、今日の市場は月末特選のフリが、なかなかバラエティーに富んでいて、店主のような観戦者にも、充分楽しめました。
戦前の映画雑誌『日活』や、同じく戦前の大阪三越の宣伝誌などのきれいな口。萩原朔太郎『月に吠える』初版の、なんとも不思議な改装本。怪獣映画スチールを数十枚ずつまとめた二口、その他その他。
そんな中で店主が興味を持ったのは、「フランス古写真 女優作家他 サイン入 一箱」と題された、数十枚の写真でした。
そのサインを見ると、多くに maison franco-japonais という宛書と、短い識語、1920~30年代の日付が入っています。つまり「日仏会館」を訪れた、名士、文化人たちが、記念に遺して行ったもののようです。
店主としては珍しく時間をかけて、その一枚一枚を見させてもらいましたが、顔で識別できたのは、Colette と Louis Jouvet の二人だけ。あとはサインから判別できたのが Andre Maurois 他数名に過ぎませんでした。
それでも貴重な資料だとは感じましたので、幾らになるかと固唾をのんでおりましたところ、想像をはるかに超える価格で落札となりました。
しかしどうやら資料というよりは、古い肖像写真として商品化されそうな雰囲気です。
konoinfo at 23:20│Comments(0)│TrackBack(0)│
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