2015年08月22日
看板後日談
残暑の土曜日。お昼前、一人の男性客が入って来られて、しばらく店内をご覧になったあと、講談社文芸文庫他2冊のお買い上げ。
本を帳場に差し出しながら「一度お訪ねしたいと思っておりました」と、おっしゃいます。そうして名刺を取出し、店主にお手渡しくださいました。
「お分かりでしょうか」と、尋ねられるまでもなく、そこにあったお名前、というよりはお勤め先の高校名を見て、すぐに理解いたしました。以前、小ブログで取り上げたことがある、朝日新聞の連載コラム「東京物語散歩」執筆者の堀越先生だったのです。
ある生徒さんから、「先生のことが書かれているブログがある」と教えられ、以来、「お礼に伺おうと思って」おられたそうです。恐縮、汗顔の至りとはこのことでしょうか。
今調べてみると、半年ほど前のことになります。高円寺駅ホームの写真に惹かれてそのコラムを読み進むと、ホームから見える古書店の看板について言及されておられました。それを話題にさせていただいたのでした。
その看板の主は、小店の洋書会仲間である都丸書店さんです。当時、商売の継続について迷っているような様子も見受けられました。そこで元気づけるつもりで、後日、ご当人にその記事の話をしたのです。
すると都丸さん自身も、すでにそれを読んでいて、「やめられなくなっちゃうな」と、苦笑されておられました。
今日、先生には、おかげで少しやる気が出たようですと、お礼を申し上げました。事実、このところ都丸さんも一時期より元気になっているように見受けられます。
ひとつには同店出身の若手書店が増えてきて、彼らへ何くれとなくサポートすることが、新たな仕事のし甲斐にもなっているように思うのですが、堀越先生の記事のような古書店へのエールが、大きな励みと成っていることも間違いありません。
本を帳場に差し出しながら「一度お訪ねしたいと思っておりました」と、おっしゃいます。そうして名刺を取出し、店主にお手渡しくださいました。
「お分かりでしょうか」と、尋ねられるまでもなく、そこにあったお名前、というよりはお勤め先の高校名を見て、すぐに理解いたしました。以前、小ブログで取り上げたことがある、朝日新聞の連載コラム「東京物語散歩」執筆者の堀越先生だったのです。
ある生徒さんから、「先生のことが書かれているブログがある」と教えられ、以来、「お礼に伺おうと思って」おられたそうです。恐縮、汗顔の至りとはこのことでしょうか。
今調べてみると、半年ほど前のことになります。高円寺駅ホームの写真に惹かれてそのコラムを読み進むと、ホームから見える古書店の看板について言及されておられました。それを話題にさせていただいたのでした。
その看板の主は、小店の洋書会仲間である都丸書店さんです。当時、商売の継続について迷っているような様子も見受けられました。そこで元気づけるつもりで、後日、ご当人にその記事の話をしたのです。
すると都丸さん自身も、すでにそれを読んでいて、「やめられなくなっちゃうな」と、苦笑されておられました。
今日、先生には、おかげで少しやる気が出たようですと、お礼を申し上げました。事実、このところ都丸さんも一時期より元気になっているように見受けられます。
ひとつには同店出身の若手書店が増えてきて、彼らへ何くれとなくサポートすることが、新たな仕事のし甲斐にもなっているように思うのですが、堀越先生の記事のような古書店へのエールが、大きな励みと成っていることも間違いありません。
konoinfo at 19:20│Comments(0)│TrackBack(0)│
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