2015年08月30日

コーヒーロール

RIMG0393お昼のパンを調達する店が、4軒ほどに決まっているというお話を、以前にいたしました。そのうちの2軒は、ご近所のパン屋さんであるということも。

そのご近所の1軒が、しばらく前の朝日新聞夕刊に取り上げられるという「事件」が起きました。アゴラ劇場の主宰者である平田オリザさんが、「オトコの別腹」というコラムで、「角屋のコーヒーロール」を紹介したのです。

小店から角屋さんまでは歩いて3分。その数軒先がアゴラ劇場で、このアゴラ劇場と言うのは、平田さんのご両親が、わが子のために、自宅を劇場として使える空間に、建て直したのでした。

それはさておき、角屋さんです。最近は、週に3回以上はお昼のパンを買いに行っているほどで、愛用4店の中でも、最も利用頻度が高くなっています。

その記事が出たすぐあとに行ったときは、まだ戸惑いのほうが大きいような口ぶりでした。しかし確実にコーヒーロールの売り上げは伸びているようで、昨日、お昼を買いに行ったときは、ちょうど新たに作ったばかりの数10個を、奥から運んでくるところでした。

「疑心暗鬼でやってます」と、店の方。店主とあまり年が違わない女性ですが、オーナー夫妻の妹さんであろうと、勝手に決めている、その方の言です。

確かに堅実な商売の中で、突然の特需は、対応の難しいところでしょう。これを機に一気にブレーク、という山っ気のあるような方たちではなさそうですので。

古本屋は、たとえ新聞で取り上げられようが、TV番組に登場しようが、それで商売の足しになったと言う話は、かつて聞いたことがありません。その点、食べ物やサンなどは羨ましい――とは、業界でよく話すことですが、いざその立場になれば、それはそれで苦労が多いことも分かりました。

「売れ残るようになったら、アゴラさんの前に持っていって売ろうか」と、冗談めかして店の方が言っておられました。取り上げられたのが、家人が目下、大好物としているパン(もちろん何かはヒミツです)でなかったことが、我々にとっては幸いでした。

konoinfo at 20:31│Comments(0)TrackBack(0)

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