2015年09月25日

「徳萬殿」閉店

RIMG04759月の明古も今日が最終回。目録も出した特選市で、なかなか面白いものが並んでおりました。ただし店主にとっては、あまり縁のないものが多く、今日も専ら目の保養。

軸物で二点、荻生徂徠の書簡軸と、白井晟一の書軸が壁面に並んで掛けられていて、これが並んでいるということも面白いのですが、興味を持ってそれぞれを眺めました。

数百年の時代を経て一方は書簡であり、一方は求められて書いたものですから、見たところもまるで異なります。もっとも徂徠の方は、真贋の保証はありません。

白井の軸には、ご子息に当たられる方の証明書が添えられておりました。建築家としての名望はもとより、その書も人気が高く、なまじの書家より高いと思われる値で落札されました。

徂徠の落札価は聞き漏らしましたが、おそらく止め値(売主の希望する最低価格)に達しなかったのではないでしょうか。古書画の真贋は、多くの古本屋にとって、手に余ることだと思います。

さて本日、明古会員の間で一番の話題となったのは、市場の出品物ではなく、「徳萬殿」閉店のニュースでした。一誠堂書店の裏手の路地向いにある、この一風変わった中華料理店については、これまでにも何度か取り上げたことがあります。先月の会員食事会にも利用したばかり。

先週、会員の一人がどこからか、近く閉店するらしいという噂を聞きつけてきて、今日もそんな話になったところへ一誠堂さんのご当主が来られましたので、その噂について尋ねてみたのです。さすがはお向かいさんだけあって、10月10日を持って店を閉める、ということまでご存知でした。

そんなことなら今夜の会食も、「徳萬殿」にすれば良かったというものもいましたが、今日は「クッチーナ イタリアーナ アンゴロ」という、その名の通りのイタリアンを予約済み。初めての店でしたが、こちらもまた、ボリュームたっぷり。約3時間、歓談が尽きませんでした。

konoinfo at 23:25│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by 出挙   2015年09月27日 10:47
なんと!
徳萬殿さんが閉店ですか(泣)
もう長いことお世話になってきました
改装前もイイ味出してましたよね
こりゃ一大事です
貴重な情報どうもありがとうございます。

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