2016年06月21日

ささやかな収穫

洋書会、出品があるため午前11時に会館着。すでに他店の仕分けはあらかた終わっていて、店主が着くと待ちかねたように、当番会員たちが仕分けの手伝いをしてくれました。

おかげでこちらは手持無沙汰となり、他の出品物を見ているうち、ドイツ書の大山の中に、抜き出したい本が見つかりました。

図書館ラベルや、蔵書印が押されているため、数百冊がまとめて1点とされていたのですが、たまたま目に入ったリルケ書簡集6冊は、函の状態も良く、取り出してみるとどこにも蔵印などは見当たりません。

この大山に埋もれさせておくのは気の毒です。悪くすると、その量に恐れをなして、札が入らない可能性もあります。

そう思ってさらに目を凝らすと、他にも何冊か生かせる本があります。近くにいた当番に了解をとり、それらを別口にして、新たに封筒をつけさせてもらいました。

RIMG1133こういう行為が許されるのは、そうすることで明らかに荷主さんの利益となる、つまり売上高が上がると確信できるときだけです。むやみと自分が欲しい本だけを、選り分けるわけではありません。

大山に数冊、珍しい本が紛れ込んでいて、それを欲しさに残りの本も高く買う、という場合もないとは言えませんから、そのあたりは慎重に判断する必要があります。

今回の場合、その大山の価格が、店主が数冊抜いたことによって下がるとは思えませんでした。

いずれにせよリルケ書簡集を含む1点は、店主が落札いたしました。そして、仲間が仕分けてくれた小店の出品物は、思っていたより良い値段で売れました。

鬱陶しい梅雨の日でしたが、こと市場に関する限り、店主にとって良い一日であったというわけです。決して大きな商いではありませんでしたが。

konoinfo at 19:34│Comments(0)TrackBack(0)

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