2016年06月24日

気になる一口

最初に目に入ったのはStrindbergの全集でした。スウェーデン語版です。

パッと見たところ50冊以上。わが国では限られた作品しか翻訳されていないこの作家に、これほどの著作があったということに、まず驚きを覚えました。あとで調べてみると、全70冊とか。

次に、そんな本を架蔵していたのは、一体どんな方だったのだろうという関心が湧いてきました。

目を転じると、同じ口らしい洋書の山が、あちこちに積み上げられています。さらに、同じ封筒記号で、日本書も何点か出品されているようです。

もっとも、今日は明治古典会。洋書ばかりなら、洋書会に出品されていた可能性が大です。店主が気がつかなかっただけで、おそらくは日本書の方が量的に多かったのでしょう。

日本書については、映画、演劇関係も多かったのですが、それ以外にもさまざまな分野の本が混じり、どんなご専門であったのか、今一つ分かりません。

RIMG1147それに比べると洋書は、ストリンドベリ関係を初めとしてスェーデン語で書かれた本、とりわけ映画関係の本が大部分を占めていました。

10本、15本と大きな山に積み上げられた中には、何冊か気になる本もありました。本と一緒に冊子や書類なども束ねられていましたから、解いて見れば、旧蔵者を特定できる資料が見つかったかもしれません。

しかし、その山を崩してまで確かめようという気にはなれませんでした。それが分かったからといって、北欧語の映画書がそう簡単に売れるとも思えないからです。

保存状態が今一つだったこともあり、結局、入札をあきらめましたが、取り組んでみれば面白い蔵書だったかも知れません。安く落札した若い本屋さんに、その楽しみを譲ったのだと思うことにいたします。

konoinfo at 22:47│Comments(0)TrackBack(0)

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