2016年06月27日

ダウンロード本

acorn昨日たまプラーザから引き取ってきた本の中に、ほとんど新本のようにまっさらな本が1冊混じっておりました。

出版社を見ると、自費出版本で知られる新風舎。ISBNがついていますから、例によってまずAm*z*nで調べてみると、「現在在庫切れです」の表示。「日本の古本屋」にも登録はありません。

面白そうなタイトルなので、まずは「日本の古本屋」に出品しようと、その適正価格を検討してみることにしました。

一般には、この「在庫切れ」というのが、販売店のことなのか、出版元のことなのかで事情はかなり違ってきます。ちなみにこの版元は、2008年に倒産し、現在は存在しません。

しかしおそらく、この書籍の場合は自費出版(あるいは「共同出版」)で出されたもので、在庫が残っているとすれば出版元ではなく、著者のところであろうと思われます。もとより確かめるすべはありませんが。

となると、あとは内容次第。ざっと目を通したところ、興味深い題材を丹念にお調べになっていますが、参考資料を見る限り一次資料に乏しい感は否めません。

とはいえ、一人の伝記をまとめることは大変な作業である上に、これが「どんぐりころころ」の作詞者に光を当てた最初の著作であるようですから、A5判276pの本に仕上げたご努力は、充分評価できると思います。

著者の学生時代からの親友が作詞者・青木存義のお孫さんであったことが、この伝記を書くきっかけとなったといいます。退職を機に取り組まれた、良きアマチュアの力作――というのが、店主の感想です。

本自体はあまり出回っていないようですので、もしかしたら定価以上でも買い手がつくかもしれないと、一瞬、算盤を弾きました。

しかし念のため、Googleでこの書名を検索したところ、無料ダウンロードのページが見つかったのです。確かに、アマチュアである著者からすれば、より多くの方に読んでいただくことが、何よりの望みでしょう。

冷静になって、本来の販売価格を小店の売価とすることにいたしました。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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