2016年07月29日

領収書問題

「日本の古本屋」でも、クレジット決済の割合が5割近くになりました。何かと便利で有り難い反面、困ったことも起きています。

RIMG1216先日お伝えしたチャージバック問題もそうですが、それほどのダメージはないものの、もっと頻繁に起きること。それは領収書問題です。

当たり前のように、「領収書をください」とおっしゃる方が増えています。

ご承知の方も多いでしょうが、厳密に申せば、クレジット決済においては、お客様から代金をいただくわけではありません。お客様が支払う先はクレジット会社です。

そのクレジット会社から小店に入ってくる代金は、手数料を引かれたものですから、領収金額も違ってきます。

しかし原則論を振り回して、お客様を失っては大きな損失ですから、目を瞑って領収書を発行している店も多いことでしょう。

小店の場合には、いろいろと考えた末、領収書にクレジット決済である旨を表記するようにしております。

ところが、その表記が困ると言われたことがありました。校費請求するのに、学校が認めてくれないというのです。それも税法上の問題とかいうのではなく、ポイントなどの余得があるためだと聞きました。

おかしな理由だとは思いましたが、以後、もう一工夫を加えました。領収書と明細書を一枚にし、明細部分にクレジット決済であることを表記、切り離せば、普通の領収書になるというように。

こんな苦心をしても、領収書に書籍名を入れて欲しいというご要望が出ると、元の木阿弥です。学校がクレジット決済による購入を認めてくれさえすれば話は簡単なのですから、何とかしてもらいたいものです。

今日は七夕大市の清算日。会計担当として一日お金勘定。市場を見る時間がありませんでした。

konoinfo at 22:42│Comments(0)TrackBack(0)

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