2016年08月25日

手掛かりなし

お休みをいただいた祟りか、以来、驚くほど店がヒマです。もっとも、1日は台風で、これはいたしかたありません。それ以外の日も、「大気の状態が不安定」な日々が続いたので、その影響なのでしょうか。

あるいは自動ドアの故障が、お客様を遠ざけているのでしょうか。

RIMG1305などと愚痴を言っていても始まらないので、せっせと洋書会で仕入れた演劇書の値段付けに励みました。

小店にとっては、長年集めてきた専門分野の本です。初めて見る本もあれば、懐かしい本、何冊も持っている本もあります。

本の状態が良くないのが玉に瑕ですが、1冊ずつ開いてデータを取っていると、ずっとしまい込んだままになっている在庫も、この機会にもう一度見直そうかという気持ちがわいてきました。

今回仕入れたのは、今年の春先から、何度かに分けて市場に出品されている口で、演劇関係の中でもサーカス、大道芸、ショウといった分野の本が多いのが特徴といえます。

繰り返しになりますが、状態が今一つのため、強い札を入れず、買い逃したものもたくさんありました。その中で比較的集まってきたのがCommedia dell'Arte関係です。

小店の在庫と合わせると、それなりにまとまった数量になるのではないでしょうか。

それにしても不思議なのは、ここまでの蔵書を持っておられた方についての情報が、まったく得られないことです。普通は、これだけの本を見ていくうちに、旧蔵者を知る手掛かりが、どこかに見つかるものです。

記名の習慣はなさそうです。はがき手紙類はおろか、領収書、請求書なども挟まれていません。もちろん出品者にお尋ねすれば、教えていただけるかもしれませんが、そこまでして知りたいわけではありません。

ただ、どんな方が持っておられたのか、気になることは確かです。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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