2016年09月12日

アトランタの誘い

いつものようにふらりと、といっても今回はまず電話がかかってきて、それからおよそ1時間、古い友人が店に現れました。大学時代の先輩で、家人とも共通の友人B子です。

昨年末、ご夫婦でアトランタに移住、2度目の(おそらく最後の)アメリカ暮らしを始めました。それから初めての帰国で、銀行関係やら何やら、やり残した事務手続きを片付けに戻ったのだとか。

思えば前回の来訪は、その移住の準備のために四国から上京した折でした。会うのは1年ぶりということになります。相変わらず元気な様子で安心しました、お互いに。

「毎日緊張して暮らしてるんよ、病気にだけはなれないって」と冗談めかして話してくれたのは、高額医療の恐怖について。話に聞いているのと、目の当たりにするのでは、恐ろしさがまるで違うと言います。

家屋敷を売り払ったとか、遺産を食いつぶしたとか、医療破産の実例が、ごく身近でも起きているとのこと。誰もが異様なほど健康維持に熱心で、ジョギングをしている人が多いのも、その恐怖からのようです。

店主との会話はそれくらい。あとは家人とゆっくりお喋りをし、お昼も一緒にして帰って行きました。

「ぜひアトランタに来てほしい」と、気持ちのこもった誘いを受けましたが、この商売を続けている限りは、二人一緒に出かけられる可能性はありません。

せめて家人だけでも、誰か気のおけない友人と一緒に出かける、というのが考えられるところですが、懐具合を考えると、これもあまり現実的ではなさそうです。RIMG1349 (2)

お土産にもらったウォーホルの指人形。B子の娘さんは、さして遠くない場所で家庭を持っておられ、これはその娘さんが勤めている美術館のグッズだそうです。

ちょっと宝くじでも買ってみたくなりました。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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