2016年10月17日

「洋書まつり」総括・自店篇

RIMG1481「洋書まつり」に出品した本の残りがカーゴ2台、雨の中を帰ってまいりました。

先週の木曜日に運び出したのも、カーゴ2台。つまり、行きと帰りの、積み方の差だけしか、売れなかったということになります。

「本が減らないで、お金が入ってくるのだから、こんないいことはないじゃないか」というのは、今回の話ではなく、以前から本屋仲間で交わしている軽口の一つです。

気は持ちようということでしょうが、当節、むしろ本を減らしたいというのが、セールの主要な目的ですから、その点から見れば成功したとは申せません。

戻ってきた荷物を整理するために、カーゴから降ろしながら調べていくと、どんなお客様が来ておられたのか、何となく様子が分かってきました。それとは逆に、お越しにならなかったお客様も。

今回小店が出品したもので、一番良く捌けたのは、フランス好色文学の口。洋書会の市場で落札したものですが、あまり状態がよくないので、うんと安く値付けしたのが功を奏したようです。

冊数にすれば3〜40冊程度だったと思いますが、ほとんど残っておりません。

まったく動かなかったのは、スペイン演劇関係の口と、ドイツロマン派文学の口。これらも相当お買い得な価格にしたつもりですが、関心を持つ方が来られなかったようです。

ブログでも何度かご紹介したサーカス、雑芸関係の口は、思ったほど減りませんでした。ただし、ガラスケースに並べたやや高い本が2点売れ、これまた予想外でした。

今回並べた英語の本は、お客様から買い入れた一般書と、市場で仕入れた医学系で、どちらもはかばかしくありませんでした。医学書はともかく、一般書がもっと売れるような売り場にしなければと、改めて思いました。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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