2016年11月04日

黒と紺

KIMG0544視力の衰えは、いやというほど自覚している店主ですが、今日はちょっとショックな事実を知らされました。

先日、ユニクロで求めたコットンパンツ。ネットでNAVYを注文したのですが、届いてみると黒い色にしか見えません。タグを見ると確かにNAVY。

明るいところで見れば違うかもしれないと、初めはさほど気にしませんでした。過去にも、店内では黒く見えたものが、表に持って出ると確かに濃紺であると分かった、という経験もあります。

しかし今回は、穿いて表に出た時に見直しても、一向に青みが感じられません。それで、店主としては、黒いズボンであるということにして着用しておりました。

しかるに今日、店を出るときに何気なく家人に尋ねてみたのです。「このズボン、NAVYだというけど、ほとんど黒だよね?」

すると家人はきっぱり、「どうみてもNAVYです」。

そう言えば以前、洋書会で大量の仕分けをしている時、黒い背が欲しいという同業のために本を選んでいて、「これはどうか」と見せたら、「それは紺ですね」と却下されたこともありました。

お断りしておきますが、まず内容で仕分け、その残りに関してのお話しです。

ともあれ店主には、濃紺と黒の区別がつきにくいようです。これが生まれながらのものか、それとも加齢により、視力だけでなく色覚も衰えてきたのか、そこのところは分かりません。

ただし印刷や、画面で色見本を見る限り、紺は紺に見えます。もっともこうなると、果たして他人様と同じ色に見えているのかどうか、いささか自信がなくなりましたが。

自らの眼力に自信を失った店主は、本日の明古でも、何点かの明治本に弱気な札を入れるのがやっと。もちろん落札は叶いませんでした。

konoinfo at 21:58│Comments(0)TrackBack(0)

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