2016年11月25日

景気回復か?

明治古典会は11月の特選市。つまり今日が今月の最終回というわけです。今年も残すところは12月のクリスマス特選市のみということになりました。

特選市ですから恒例のフリ市があり、市会終了後は会員、経営員揃っての会食がありました。

その会食の場での話題は、今日の市場のことよりも、先日終ったばかりの東京古典会大市会のことに終始した感があります。

目録段階から前評判は高かったのですが、その結果は予想を上回る好成績でした。特に、何千万円という高額で落札される商品が何点もあらわれ、それが出来高を押し上げたと見られます。

数年前、億の単位が付く中国物の落札が耳目を集めましたが、今年の場合はそこまで突出したものはなかったようです。それにも拘らず良い数字となったのは、中国マネーに代わる新たな購買力が生まれてきたとみてよいのでしょうか。

ただいずれにせよ古書業界にとっては、千万円台でさえ超高額品です。東京組合全体を通じて、年に何点の取引があるかというレベル。

KIMG0556そうした商品の売れ行きだけから、業界全体の景気を推し量ることはできません。つまり今回の大市の好成績が、もしこうした高額品によってもたらされたのだとすれば、決して景気回復の兆候とは即断できない訳です。

そのあたりの分析を、ぜひ関係者によって進めていただきたいものです。

たとえば札が十分に競り上がっていたかどうか、それが需要動向を見る大きな手掛かりになるのですが、現在の入札システムでは、事後にその点を検証するすべはありません。

もっぱら現場で札を目にした人達の感覚が、頼りとなります。そのあたりを、フィードバックしてもらいたいものだと思うのです。

konoinfo at 22:39│Comments(0)TrackBack(0)

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