2016年12月14日

挨拶を交わす

RIMG1568棚の本をご覧いただく際に、カバン類は帳場の横の台に置いていただこうと決めて、1か月余りが経ちました。幸いなことに特にトラブルもなく、今日に至っております。

家人の話では「おカバンを…」と声を掛けたところ「それならいいや」と言ってお帰りになった学生風の方が、これまでに1人だけいらしたそうです。

店主の方もおかしな例が1件。店主と同年配の男性が、小ぶりなショルダーバッグを肩にかけ、膨らんだレジ袋を手に提げて入って来られましたので、「お荷物をこちらに」と申し上げたところ、「大丈夫です」とそのまま棚の方に向かわれました。

しばらくご覧になったあと、お帰りになる時に店主に向かい、「はい見てください」と両手を挙げてみせます。片手にレジ袋を提げたまま。

この方の場合、その荷物が、本をご覧になる時に邪魔になるのではと思ってお声を掛けたのですが、真意を理解していただけなかったようでした。

実際、つい昨日もしばらくぶりにお見かけしたお客様に、「こういうことにいたしましたので、ご協力ください」と申し上げると、「いやむしろ有り難いです」と手提げかばんを台に置いて棚に向かわれました。

一つ功徳もあります。初めにお声をかけることで、お帰りの際にご挨拶くださるお客様が増えたことです。簡単な会釈だけの場合もありますが、それだけで、またお出でくださいという気持ちになれるのです。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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