2017年01月16日
贋作シンジケート?
ネットオークションなどで、ニセの署名本が出回っているという話が、昨年秋くらいから、業界の一部で噂になっておりました。
古書組合の交換会でも、自筆本として出品される中に、偽物が見つかるのは、決して珍しいことではありません。署名本に限らず、色紙や原稿、書簡など、過去にさかのぼれば枚挙にいとまのない状態です。
交換会の場合は、お互いプロ同士ですから、真贋についてはそれぞれの判断に任されます。落札してから、これは偽物だったからという返品は、基本的に認められません。
しかし市場で買ったものが偽物であっても返せないが、お客様に売ったものが偽物であれば引き取らなければならない。それがプロの掟です。
そもそも真贋を判定するのは、決して簡単なことではありません。専門家どころか、本人でさえ間違えたという、笑い話のようなこともあります。
ならば疑わしいものには手を出さなければよいのですが、高い付加価値が付くこともある自筆本には、それなりのリスク覚悟で手を出す業者もいるわけです。
そんな交換会に、最近、似たような贋物の出品が目につくようになりました。あちこちの古書店に売り歩いているグループがあるようです。同じようなモノが、異なる人物によって、各地の本屋に持ち込まれている実態が分かってきました。
警察に相談しても、詐欺行為として扱ってもらうのはハードルが高いとか。業界のなかで、充分に注意喚起していくしかなさそうです。
古書組合の交換会でも、自筆本として出品される中に、偽物が見つかるのは、決して珍しいことではありません。署名本に限らず、色紙や原稿、書簡など、過去にさかのぼれば枚挙にいとまのない状態です。
交換会の場合は、お互いプロ同士ですから、真贋についてはそれぞれの判断に任されます。落札してから、これは偽物だったからという返品は、基本的に認められません。
しかし市場で買ったものが偽物であっても返せないが、お客様に売ったものが偽物であれば引き取らなければならない。それがプロの掟です。
そもそも真贋を判定するのは、決して簡単なことではありません。専門家どころか、本人でさえ間違えたという、笑い話のようなこともあります。
ならば疑わしいものには手を出さなければよいのですが、高い付加価値が付くこともある自筆本には、それなりのリスク覚悟で手を出す業者もいるわけです。
そんな交換会に、最近、似たような贋物の出品が目につくようになりました。あちこちの古書店に売り歩いているグループがあるようです。同じようなモノが、異なる人物によって、各地の本屋に持ち込まれている実態が分かってきました。
警察に相談しても、詐欺行為として扱ってもらうのはハードルが高いとか。業界のなかで、充分に注意喚起していくしかなさそうです。
konoinfo at 19:30│Comments(0)│TrackBack(0)│
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