2017年02月05日

「海辺の小屋」書店

Beach Hut ――何と訳せばよいでしょうか。「海の家」と言うとそのニュアンスが変わってしまいます。まさに海辺の小屋。

そんな名の英国の本屋さんから、注文した本が届きました。包みを開くと、簡単な送り状が一緒に入っておりました。

特別なメッセージは何も添えられていません。商品名と金額、注文番号など必要事項だけ。ただレターヘッドに、鮮明とは言えないカラー写真が、あたかもロゴマークのように印刷されていました。

写っているのは前面素通しの小さな小屋。空は青く、陽射しが降り注ぐ地面は白い砂。小屋の中にはデッキチェアに座る男性。Tシャツ短パン姿で一人スニーカーをはいた足を高く組み、膝の上に本をおいてくつろいでいます。

とても訴えるところのある写真でした。気になって検索してみると、特にホームページはなさそうで、AbeBooks の書店ページに行きつきました。するとそこに、まさに思った通りの文章。

There is nothing I like better than sitting outside my beach hut on the south coast of England, surrounded by good books, looking out to sea and soaking up the sun.

こういうのんびり感は、多くの古本屋の憧れではないでしょうか。ちなみに送り状にあった写真はこの画面のものとは少し違っていました。

ところで「日本の古本屋」も、早くこの程度の書店ページを作れないものかと思います。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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