2017年02月22日
ここから武蔵野
しばらく前に宅買いでお引き取りしてきた中に、ほるぷの復刻版があったことを思い出して、その山をひっくり返すと出てまいりました、『武蔵野』。
なぜこの本を探し出したのかと申しますと、例の『日本文壇史』を読んでいて、この『武蔵野』が書かれたのが小店からほど近い、渋谷の地であったと知ったからです。
渋谷に住んでいる時に書いたのか、渋谷の時代を思い出して書いたのか、正確なところは、もう一度読み返さなければ分かりませんが。
いずれにせよその渋谷も、ということは、すぐお隣のわが駒場も、紛れもなく「武蔵野」の一部として考えられているということです。
表題になった「武蔵野」は、この小さな本の冒頭から44頁までの短い作。ざっと読んでみました。終わりの方で、武蔵野はどこからどこまでかについて語られています。
ようするにぐるっと円を書いて真ん中の市街地を除いたところだといい、円の端については雑司ヶ谷を起点に「板橋の中山道の西側を通って川越近傍」「入間郡を包んで円く甲武線の立川駅」「立川からは多摩川を限界として上丸邊までさがる」「そして丸子から下目黒に帰る」。
これが西半面とかで、東半面も書かれていますが省略。これに対して、内側の円となる東京市街の一端が道玄坂であり、そこから先は目出度く「武蔵野」となるわけです。
内側はともかく、外側が思ったより近いのがちょっと意外。「八王子は決して武蔵野には入れられない」と力んでいるのが、面白く感じられました。
なぜこの本を探し出したのかと申しますと、例の『日本文壇史』を読んでいて、この『武蔵野』が書かれたのが小店からほど近い、渋谷の地であったと知ったからです。
渋谷に住んでいる時に書いたのか、渋谷の時代を思い出して書いたのか、正確なところは、もう一度読み返さなければ分かりませんが。
いずれにせよその渋谷も、ということは、すぐお隣のわが駒場も、紛れもなく「武蔵野」の一部として考えられているということです。
表題になった「武蔵野」は、この小さな本の冒頭から44頁までの短い作。ざっと読んでみました。終わりの方で、武蔵野はどこからどこまでかについて語られています。
ようするにぐるっと円を書いて真ん中の市街地を除いたところだといい、円の端については雑司ヶ谷を起点に「板橋の中山道の西側を通って川越近傍」「入間郡を包んで円く甲武線の立川駅」「立川からは多摩川を限界として上丸邊までさがる」「そして丸子から下目黒に帰る」。
これが西半面とかで、東半面も書かれていますが省略。これに対して、内側の円となる東京市街の一端が道玄坂であり、そこから先は目出度く「武蔵野」となるわけです。
内側はともかく、外側が思ったより近いのがちょっと意外。「八王子は決して武蔵野には入れられない」と力んでいるのが、面白く感じられました。
konoinfo at 19:30│Comments(0)│TrackBack(0)│
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